ベランダの塗装で気をつけたい防水の必要性とは？費用はどのくらいかかかる？

ベランダの塗装が劣化して気になる時に、気をつけたいのは防水効果です。
ベランダの外壁だけでなく、床の防水効果はとても大事です。

 

また、ベランダの塗装には2種類あります。
ベランダ塗装の防水効果を高める必要性とその方法、塗装費用がどのくらいかかるのかについてご紹介します。

 

ベランダ塗装ではどんな塗装が行われる？防水効果が大事？

ベランダ塗装には、2種類の塗装の種類があります。
ベランダの壁、天井などに行う「外壁塗装」と床に行う「防水塗装」の2種類です。

 

ベランダの外壁などでは、紫外線の影響や雨水の影響を受けやすいために「外壁塗装」をする必要があります。
また、ベランダの床では雨水が振り込んだり流れたりする可能性がありますので、「防水塗装」が必要です。

 

ベランダでは「外壁塗装」「防水塗装」をする必要があり、それぞれに向いた塗料がありますので選ぶ必要があります。
そして、特にベランダで「防水塗装」をすることはとても重要ですので、その必要性について詳しく見ていきます。

 

ベランダ塗装の「防水塗装」の必要性とは

ベランダ塗装の防水塗装は建物の屋上と同じように重要視されています。
ベランダの床部分に雨が浸透した場合に、その下の部屋に雨漏りする可能性があるからです。

 

ベランダ部分は、下の階の部屋の屋上のようなものになりますので、
きちんと防水塗装をしておくことがとても重要です。

 

ベランダの防水効果を高める塗装、塗料の仕組みとは

ベランダ塗装では防水効果が大切ですが、どのように塗装が行われているのかも知っておくといいでしょう。

 

防水塗装の仕組みを知ることで、防水効果が不安になってきた場合に
どうしたらその効果を高められるのかも少しわかるでしょう。

 

ベランダの防水効果を高めるための塗装方法ですが、一般的に下地の床材に塗料を重ねて「防水層」を作ります。
そして、その上にさらに「コーティング専用の塗料（トップコート）」を塗って、二重の防水層にする仕組みです。

 

ベランダの塗装の劣化はどう確認する？

二重に塗装したベランダですが、約10年程度～約15年程度の年数が経つとやはり劣化してきます。
塗装の表面の色が褪せてきたり、表面にひび割れが起きている、床面に膨れている部分が出てきたりした場合には
ベランダ塗装が劣化しています。チェックしておくことが必要です。

 

まず、年数が経つと最初に床の表面を触ると白い粉が手に付いてきます。
そして、次に小さなヒビや一部の塗装の剥がれが出るようになります。

 

それを放置しておくとヒビが大きくなり雨漏りになっていくでしょう。
雨漏りがするようになると防水層が劣化している状況です。

 

しかし、そこまで行かない場合には防水層としての塗料の劣化なのか、
コーティング部分の最も外側（トップコート）の劣化なのかがわからない場合があります。

 

その場合は、塗装業者に専門的に尋ねるのもおすすめの方法です。
現在のベランダ塗装の状況を専門業者に見てもらうのがいい方法です。

 

ベランダの防水塗装をする場合のウレタンとFRPの2種類の塗料についてもご紹介

次にベランダの防水塗装をする場合の塗料についてもご紹介します。
防水塗装をする場合の塗料としてはウレタン塗料とFRP塗料の2種類の塗料があります。

 

ウレタン塗料の特徴からご紹介すると、価格が安いのがメリットの塗料です。
塗りムラが起きる場合もあるのがデメリットですが、安くていいでしょう。

 

一方FRP塗料では、樹脂と繊維を混ぜ合わせたプラスチック塗料のために耐久性が高く、価格も高いのが特徴です。
ただし、ひび割れがしやすいため、伸縮性がない木や鉄への塗装には向いていない塗料となっています。

 

ベランダの防水塗装の費用相場は5万～30万円程度と幅広い

1㎡の当たりの防水塗装の費用がいくら位かかるのかも気になるのではでしょうか。

 

ウレタン塗料は、約4,000円程度~約7,000円程度、FRP塗料は約5,000円程度~約8,000円程度です。
外壁塗装に比べて、防水塗装の場合には2倍近い費用がかかると考えておいてください。

 

そして、ベランダの防水塗装の平均相場は面積4㎡で計算した場合に約5万円程度～約30万円程度です。
塗料代の他に人件費が高くかかります。

 

下地処理から施工をした場合に3日程度～4日程度かかる場合があり、人件費もかさみます。

 

ベランダの塗装費用は長く放置して防水塗装が必要な場合は高い費用に！

ベランダの塗装費用についてご紹介しましたが、
費用に幅があるのは劣化の状態を長く放置してひどい状況になった場合です。

 

ベランダの表面（トップコート）だけが劣化している場合はトップコートを塗る補修だけで済みますが、
床のひび割れや雨漏りが起きていて、防水層まで劣化している場合は、防水塗装が必要となります。

 

そのため、それなりの費用と日数が必要となってきます。
できるだけ表面だけの劣化の状態の時に補修工事をしておくのがおすすめです。

 

ベランダの塗装は10年経ったら定期的な塗装を！防水塗装には5万円以上が必要

ベランダの塗装についてご紹介しましたが、約10年程度経ったら確認が必要と言えるでしょう。
それ以前の場合にもそれぞれの家の状況や環境によっても劣化する可能性がありますので、気をつけてください。

 

雨漏りなどにならないように、定期的な防水塗装をしておくことが大切と言えます。
防水塗塗装とその上のトップコートの塗装で二重に塗装されているベランダ塗装ですが、
その防水効果については時々確認しておくことが必要です。

 

そして、劣化状況を見つけた場合には放置せず、補修を早くすることで防水塗装のための費用も抑えられます。
ベランダの塗装費用には幅があり、早めに補修をするのがおすすめです。

 

ベランダの防水効果を高めることはとても大事なことですので、補修の機会を逃さないようにしてください。
ベランダの塗装が劣化していくことで、他の部屋、家全体へも影響を与える可能性があります。

 

ベランダの防水塗装の必要性をしっかりと知っておく必要があります。