外壁塗装を行う時期はいつ？塗り替えに最適の季節は？

外壁塗装は、家を長持ちさせるためにとても重要です。
外壁塗装をしなければならない時期になった際に、いつ塗り替えを行ったらいいのか、最適の時期、季節はいつなのかをご紹介します。

 

どのような劣化サインが出た場合、またどんな時期に塗り替えるのが最適なのかを参考にしてください。

 

外壁塗装を行う時期は10年を目安に

外壁塗装の行う時期は、塗料によっても異なり、また家の立地環境などによっても異なりますが、一般的に約10年程度が目安となっています。

 

10年程度経つと外壁の色褪せやチョーキングと言って白い粉が手に付くような現象や塗膜のふくれ、はがれ、外壁のヒビ、シーリング材の塗膜が剥がれるなどが起き、塗料の塗膜の防水性が低くなります。

 

ひどくなると雨漏りなどを起こす可能性もあり、建物の構造にも影響を与えかねますので、きちんとしたメンテナンス、補修が大切です。

 

塗料によっても耐用年数が異なりますが、フッ素、ラジカル、無機、ピュアアクリル塗料、光触媒など最短で約10年程度で劣化の現象が起きますので、約10年を目安に確認する方法がおすすめです。

 

外壁塗装を行う時期はいつが最適？塗料の乾燥条件を考えることが大事！

そこで、外壁塗装の劣化が見られた場合について、いつ行ったらいいのかも参考にしてください。

 

外壁塗装を行う際には、塗料の乾燥に最適な時期を考えて選ぶことが大切です。
塗料は、気温5℃以下、湿度85％以上ではあまり乾燥しなくなります。塗料が乾燥しやすい時期を選ぶことが大事です。

 

塗料が乾燥しないことで、不十分な乾燥のうちに重ね塗りの作業を行ってしまう可能性も出てきます。
また、そのために塗装が剥がれやすくなることも起きるでしょう。

 

雨っぽい日に外壁塗装を行うことで雨水が混ざってしまうこともあり、やはりきれいな塗装ができなくなってしまうでしょう。

 

美しく長く剥がれないような外壁塗装を目指すならば、気温と湿度に気を付けて、冬や梅雨の時期、雨の降る日に行うのは避けるのがおすすめです。

 

外壁塗装を行う季節はいつ？春・秋がおすすめ

外壁塗装を行う季節としては、主に春・秋が気温や湿度が安定していておすすめとなっています。

 

夏もいいのですが、台風が来ることもあったり、雨が激しく降り天気が安定しないことが多い時期だったりするでしょう。
春・秋の季節のいい時期で、台風シーズンを除いた時期が最適な時期と言えます。

 

また、降雪地帯やそれほど寒くない地域で、気温5℃以下にあまりならない場所ならば、冬も湿度が低くて乾燥しやすくておすすめの時期です。

 

外壁塗装を安く仕上げるには梅雨の晴れ間もねらい目

また、外壁塗装を安く仕上げたいと思うならば梅雨時には依頼する人が少ないため、外壁塗装業者の予約も取りやすく、費用も安くなる可能性があります。

 

梅雨の晴れ間、湿度が低い日を見つけてお願いしてみるのも安く行う方法と言えます。

 

外壁塗装を行う際には窓が開けられないことも考えて時期を選びたい！

外壁塗装を行う際には、窓を開けられなくなりますので、そのことも考えて時期を選ぶのも大切なことです。

 

外壁塗装をする場合には、窓などの開口部には全て養生をして、塗料が付かないようにします。また、塗装の際の有害な成分やシンナーなどのニオイが部屋に入り込まないようにする必要があります。
そのため、窓は開けられない状態が意外と長くなるでしょう。

 

それではどのくらいの期間、窓が開けられないかですが、まず外壁塗装の工事では足場が組まれます。
足場が組まれ、高圧洗浄で汚れが落とされます。この高圧洗浄の時期は窓が開けられない時期になります。

 

そこから1日程度～3日程度の間を開けてしっかりと乾燥させますので、その期間は窓が開けられますが、次に養生をするようになるとしばらく窓が開けられないでしょう。

 

そして、養生に1日程度かかり、下地調整に1日程度～2日程度、外壁塗装に2日程度～3日程度、
屋根も塗装する場合は2日程度～3日程度、付帯部分の塗装に2日程度、手直しに1日程度かかり、
屋根も塗装する場合は全体で9日程度～11日程度、外壁塗装だけでも1週間程度は窓を開けられない期間となります。

 

そのため、気候のいい時期を選ぶことがおすすめの方法です。

 

専門の業者選びで見積もりと時期の提案と調整を

外壁塗装に最適な時期を選び、塗り直しをしますが、これらも専門の塗装業者と打ち合わせをしながら確認するといいでしょう。

 

様々な条件などを専門の塗装業者ならばよくわかっていますので、最適な時期や安く仕上げられる時期などを提案してもらえるようにするといいでしょう。

 

見積もりをまず取って、時期も含めた最適な提案をしてもらえるような業者を探してみるのがおすすめの方法です。

 

外壁塗装を行う時期は10年を目安に気候のいい春・秋がおすすめ

外壁塗装を行う時期についてご紹介しました。
約10年程度を目安に外壁の劣化状況を確認するために、外壁を触ってみたり、塗料の膨れや剥がれなどを確認したりすることが大切です。

 

そして、外壁の劣化、塗料の塗り直しが必要になった場合は、できるだけ季節のいい時期を選んで塗装をしてください。
塗料が乾燥しやすく、よく塗れる時期、また窓を閉めたままで外壁塗装をしても過ごしやすい時期を選んでみるのがおすすめの方法です。

 

外壁塗装の専門業者とできるだけ計画的に打ち合わせをして、いい時期を選んで塗装をきれいに行えるようにするといいでしょう。
季節がいい時期は、塗装の予約も混み合いますので、計画的に早めに見積もりや予約を取って最適な時期にしてください。

 

また、より安く外壁塗装を行いたい場合は、あまり人気のない梅雨時期に外壁塗装を行う方法も考えることができます。

 

梅雨の時期でもいい時期を選んで乾燥しやすい時にお願いしてみるといいでしょう。
外壁塗装におすすめの時期、状況を知っていることで、業者への依頼もしやすくなりますので、参考にしてください。