外壁塗装の工事の流れはどのように行われる？流れや施工期間をご紹介

外壁塗装を定期的に行うことで、家を長持ちさせることができます。外壁塗装は非常に大切な補修工事となっているため、工事の基本的な流れについても知っておく必要があります。

 

工事にどのくらいの期間が掛かるのか、またどのような流れで進むのかを参考にしてみませんか。

 

外壁塗装は、家のメンテナンスとして定期的に行うことが必要です。

外壁塗装には、どのくらいの期間が必要なのか、どのような工事や施工の流れとなっているのかについて詳しくご紹介します。

 

また、外壁塗装は足場を組んでやることが多く、屋根の塗装と一緒に行うことも多いことも考えておく必要がありますので、参考にしてください。

 

外壁塗装にかかる期間とは？

外壁塗装を行う場合は、1戸建ての場合は2週間ほどの期間が掛かります。

また時期によっても梅雨時など雨が多い時期は1ヶ月近くかかってしまうこともあります。

 

意外と時間がかかると感じる人が多いでしょう。
この間の外壁塗装の工事の流れについて詳しくご紹介しますので、詳しく知っておくといいでしょう。

 

外壁塗装の流れとは？順を追ってご紹介

外壁塗装は、足場を組んで行われることが多く時間がかかります。流れとしては次のような流れに沿って通常行われます。

 

1.事前に近隣へ工事の挨拶
まず外壁塗装を行う際は、近隣への挨拶がまず行われます。

 

外壁塗装では、近隣にも塗装の臭いがしたり、養生をしたりして迷惑を掛けたり、足場を作るための音が響いたりしますので外壁塗装の工事の際には事前に挨拶に行くのが通例です。

 

2.足場を作るための現場確認
そして、次の流れとしては足場を実際に作るための現場確認が行われます。

施主にも立ち会ってもらい、足場を作るために邪魔なものがないかなどを見ながらチェックしていきます。

 

外壁塗装では、塗料が飛び散る可能性もありますので、このときに特に養生をしてほしいものを伝えておくのがおすすめです。

施主自身でも片づけられるものは片付けておいてください。

 

3.足場の設置
そして、いよいよ足場のための機材を持ち込んで足場を組み立てていきます。

足場組立の際には「カーン、カーン」という音が響きますので、あまり迷惑のかからない時間帯を選んで行われます。

 

足場の設置は、足場職人という専門の職人が行うことが多く、安全に配慮した組み立てが行われます。

 

くさび（ビケ）足場や枠組み足場、単管ブラケット足場などさまざまな足場の種類がありますので、現場の状況に合った足場が作られるでしょう。

 

どのような種類の足場を作るのかによっても設置期間が異なり、単管ブラケット足場などは組み立てに時間がかかります。

足場設置には1日を考えておく必要があります。

 

4.高圧洗浄
外壁塗装をし直すためには、まず外壁の高圧洗浄をしてきれいにしてから行うのが流れです。

汚れや剥がれかけた塗膜が残っていると、きれいに塗装ができません。

 

あとから剥がれてしまうこともありますので、高圧洗浄に時間を掛けてきれいにしておくことが大切です。

 

5.塗装前の下地処理
また、洗浄するだけでなく、外壁にひび割れやサビなどがある場合には、その部分を先に補修する工事をしなければなりません。

補修場所が多い場合は、この下地処理の段階で、時間がかかってしまうことがあります。

 

6.外壁塗装を始める前の養生
そして、次に外壁塗装を始める前の養生を行っていきます。

塗料や汚れが付着しないようにすべてのものを覆っていきます。

 

 

窓ガラスや床、植栽、玄関周り、車などに付かないように養生シートで覆います。
また、その間窓が開けられませんので、換気をしたい場合は開けてもいい窓を決めておくといいでしょう。

 

養生している間は洗濯物も外に干せませんので注意が必要です。

 

7.外壁塗装の下塗りスタート
いよいよ外壁塗装に移ります。

下塗り・中塗り・上塗りが行われます。

 

下塗りは、中塗りや上塗りを密着させるために大事な工程となります。

 

8.外壁塗装の中塗り・上塗り
そして、下塗りが乾燥したら中塗り、上塗りと2～3日掛けて塗装が行われます。

しっかり下塗りや中塗りは乾燥させることが大切で、時間を掛けて丁寧に行うことで上塗りもきれいに仕上がります。

 

9.完了検査
上塗りまで完成したら、塗り残しなどがないか、きれいに塗れているかどうか、ほかに塗料が付いていないかなどを検査していきます。

その際、施主も立ち会うといいでしょう。

 

何かあれば足場がまだあるこの段階で、すぐに塗り直してもらうようお願いするのがおすすめです。

 

10.足場の解体をして外壁工事が終了
そして、最後に足場の解体をして外壁工事が終了します。

足場の解体時にも音が近隣に響くことが多いため注意が必要です。

 

外壁塗装工事は、ここまでの流れで2週間程度の期間を要します。

窓があまり開けられなかったりしますので不便に感じることも多いでしょう。

 

そうしたことを考えて、気候のいい時期に外壁塗装を行うのがおすすめと言えるでしょう。

 

屋根の塗装も一緒に行う場合の流れは

外壁塗装と同時に、屋根の塗装も行う場合は、日程も多めに掛かります。

しかし、二度に分けて外壁塗装と屋根塗装をやるよりも、日程も費用も節約できておすすめです。

 

屋根の塗装も一緒に行う場合の流れとしては、足場の設置までは一緒になります。

高圧洗浄をする際に、屋根と外壁のそれぞれで必要となるでしょう。

 

また、塗装の下塗り、中塗り・上塗りも屋根、外壁とそれぞれに行うことが必要です。

屋根と外壁の塗装だけを行う期間として3日～6日掛かり、外壁塗装だけよりも1日～4日程度余分に掛かります。

 

外壁塗装の工事の流れを知って計画的に取り組みたい

外壁塗装の工事の流れについて、ここまでご紹介しました。

2週間程度の日程で計画的に行われますので、今がどの段階の工事なのかを知っておくと便利です。

 

外壁塗装では足場を組む必要があり、安全に効率的に作業を行うための足場の設置、解体に日数が掛かります。

そのため、足場を利用して、屋根も一緒に塗装するのがおすすめの方法です。

 

外壁塗装工事にいい気候の時期を選んで、基本の流れに沿って時間を掛けて丁寧に工事が行われるよう見守ってみるといいでしょう。