外壁塗装で汚れにくい塗装とは?汚れる原因から塗料の色や塗装方法を解説!
外壁は年数が経つにつれて次第に汚れが目立ってしまい、塗り替えが必要になってきます。
なるべく外壁が汚れないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
なぜ汚れが目立つようになるのか、原因を探りながら、なるべく汚れない塗料の色や塗装方法について解説していきますので、参考にしてください。
外壁の塗装が汚れる原因とは
まず、なぜ外壁の塗装が汚れてしまうのか、その原因から詳しくご紹介します。
外壁が汚れる原因としては、まず雨水によるカビや苔による汚れ、またサビが発生することが多くなります。
さらに、日光の紫外線による変色が起きます。
また、雨や風によるほこりでも汚れます。ほかに排気ガスによる汚れなどは、車の通行量の多い道路に面した家などでは多く見られるでしょう。
さらに排気口からの油汚れなども外壁に発生します。
サッシ周りに溜まった汚れが気になることもあります。
こうした長年の雨や風、日光にさらされたことでの汚れ、また車などによる汚れ、生活する中での汚れが外壁には溜まるのが特徴です。
外壁塗装が汚れる原因を知ることで、どうしたら、汚れにくい外壁塗装にすることができるのかについて考えていきます。
メンテナンスやリフォームの際などの参考にしてみるといいでしょう。
汚れにくい外壁素材を選ぶ
まず、外壁素材を選ぶ際に汚れにくい素材選びをすることで工夫することができます。
外壁素材にはさまざまな素材がありますが、主な素材としてはサイディング、モルタル、タイルがあります。
新しく家を建てる際や、外壁のリフォームを考えているならば、最も汚れにくいタイルを外壁素材として検討してみるのもおすすめです。タイルの場合には塗装の必要がありません。
塗装をすると、どうしても塗料が経年劣化していきますが、タイルを選ぶことでその心配もいらなくていいでしょう。
タイルの外壁にすることで、塗装のメンテナンスが不要になり、10年に1度程度、洗浄したり、付帯部・目地の塗装・補修をしたりするだけです。
10年に1度のメンテナンス費用はサイディングのメンテナンス費用の3分の1以下です。
最初の初期費用はかかりますが、メンテナンスが安く済むようになるでしょう。
汚れが目立たない色の塗料を塗る
また、外壁塗装をする場合に最初から汚れが目立たない色にしておく方法もあります。
汚れは、白や黒の汚れが多く、カビの場合には緑になったり、さびでは赤くなったりします。これらの色が目立たない外壁塗装の色にするのがおすすめです。
ただ、白や黒の外壁にした場合、汚れが目立ちやすくなりますので、黒の汚れが目立ちにくいグレーを選んだり、白の汚れが目立ちにくいベージュなどを選んだりするといいでしょう。
汚れが付着しにくい外壁塗料選びをする
また、汚れが付着しないように外壁塗装を工夫する方法もおすすめです。
塗料には、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル制御型ハイブリッド塗料、フッ素塗料、無機系ハイブリッド塗料などの種類があります。
アクリル塗料は汚れやすくまた、ウレタン塗料も汚れが目立ちやすくなりますので、塗料選びの段階で汚れが目立たない塗料を選ぶことも大切です。
例えば、これまで塗られていた塗料の種類や建てられた家の場所や環境によって、汚れや変色の状態は変わるでしょう。汚れの原因を知ったうえで、カビ対策や汚れ対策を取った塗料選びをするのがおすすめです。
塗料選びもそれぞれの建物によって、考える必要があるでしょう。
*防カビ塗料を選ぶ
例えば、カビがひどい場合は、防カビ機能のある「防カビ塗料」を選ぶ方法がおすすめです。
防カビ性能を備えた塗料が数多く販売されています。良く使われるシリコン塗料やフッ素塗料でも防カビ機能があるものを選ぶのがいい方法です。
無機塗料を選ぶ
また、一般的な塗料は有機成分を主成分としているため、紫外線などで劣化しやすくなります。
「無機塗料」を選ぶことで劣化しにくくなるでしょう。
気候的なさまざまな影響を受けにくく、汚れも付きにくくなっておすすめです。
しかし、塗料としては高価になっていくのがデメリットです。
光触媒塗料を選ぶ
「光触媒塗料」は、汚れないことに特化した特殊塗料で、太陽光によって汚れを分解していく働きを持っています。
汚れやすい外壁の場合にはおすすめですが、塗装が難しいのがデメリットです。そのために工事費が高くなってしまいます。
汚れにくい外壁塗装を工夫するには業者選びが最も大切
汚れにくい外壁塗装にしたいと考えるならば、外壁の素材や色、塗料を選ぶことが大切なことをご紹介しました。
そして、最も重要視したいのは、外壁塗装の業者選びです。
汚れにくい塗装について、素材や色、塗料のアドバイスをきちんとしてくれる実績のある業者を選ぶことが大切です。
また、見積もりのときに、具体的に見積もりをしてくれる業者を選んでください。
どのような塗料を使うのか、商品名やメーカー名、樹脂名などが書かれ、塗装面積や足場面積などについてもわかる見積もりがもらえることで安心できるでしょう。
汚れにくい外壁塗装は外壁の素材、色、塗料、業者にこだわりたい!
ここまで汚れにくい外壁塗装についてご紹介しました。
まったく汚れないということはありえませんが、なるべく汚れが目立たないような外壁の素材、色、塗料選びが大切です。
雨風による汚れやカビや苔、サビや日光による変色など、年数が経つにつれてさまざまな外壁の変化が起きます。
そのため、外壁塗装をし直す必要があることが多くなるでしょう。
10年を目安に、実績のある塗装業者に見積もりを依頼してみることが大切です。
実績のある塗装業者ならば、どのような塗料を使ったらいいのかなどもアドバイスをしてくれ、いろいろな提案もしてもらえます。また、足場作りなどもきちんとして塗装してもらえます。
10年に一度程度の外壁塗装のメンテナンスです。次に汚れにくい対策、劣化しにくい対策をしっかり取ってもらえる業者選びも大切にしてください。
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