外壁塗装用塗料9種類と塗料の選び方のポイントを紹介!
外壁塗装に使用する塗料は、非常に多くの種類があります。
そのため、どの外壁塗装用塗料を選んで良いのか分からず、業者のすすめてくるオリジナル塗料を選んでしまうといったケースが少なくありません。
これらは利益率が高く、業者にとってメリットが多い反面、こちらにはそこまでメリットがないというケースも見られます。
一方、外壁塗装用塗料をきちんと選ぶことで目的に合った外壁塗装を受けられるのも事実です。
そこで今回は、外壁塗装用塗料の種類を紹介し、選び方のポイントを紹介しましょう。
外壁塗装用塗料を構成する素材
外壁塗装用塗料を知る前に、そもそも外壁塗装用塗料がどのようなもので構成されているか、主成分である次の素材について解説します。
・添加剤:機能を追加する
・希釈材:塗りやすさを高める
・合成樹脂:素材同士をつなげる
・顔料:色を構成する
添加剤:機能を追加する
外壁塗装用塗料の機能を追加する成分が添加剤です。
主に機能を追加する役割を果たしており、次のような成分がよく知られています。
・紫外線吸収剤
・防藻剤(ぼうそうざい)
・防カビ剤
紫外線吸収剤は、外壁塗装用塗料を劣化させる紫外線の影響をおさえる素材です。
塗料の色褪せも防いでくれるので美観を保つ作用があるだけでなく、塗膜の寿命を伸ばす作用も期待されます。
次に防藻剤は、外壁塗装した部分に発生する藻が生えるのを防ぎ、耐久性を高めてくれます。
最後の防カビ剤も防藻剤同様に外壁塗装部分に発生するカビを防ぐ役割を持っているのが特徴です。
これらの添加剤を加えることで外壁塗装用塗料の機能を高めています。
希釈材:塗りやすさを高める
外壁塗装用塗料の世界では、希釈剤ではなく希釈材と呼びます。
これは塗料の塗りやすさを高める素材で、均一な塗膜を作るために必要です。
水性と油性で異なり、次のような違いがあります。
・水性塗料:水
・油性塗料:ミネラルスピリッツ、トルエン有機溶剤
この材料を増やせば塗布性が向上するものの、塗料の成分が薄くなってしまい、乾燥時間も長くなる恐れがあります。
そのため、適切な量をコントロールすることが求められ、外壁塗装業者の腕の見せ所となります。
合成樹脂:素材同士をつなげる
合成樹脂は、塗料の素材同士をつなげる素材です。
アクリル、エポキシ、ウレタン、フッ素などが主に用いられており、塗料が乾燥した後の塗膜の強度、柔軟性、光沢度などの性能を決定する素材です。
外壁塗装用塗料の種類は主にこの素材の成分がどのようなものなのかによって選ばれます。
顔料:色を構成する
顔料は、外壁塗装用塗料のカラーを決定する素材です。
光の反射特性や吸収によって色が形成されています。
一方で、顔料にも耐候性や耐光性といった耐久性に影響を与える成分が入っているものも多いので、塗料の 性能に左右する重要な素材です。
外壁塗装用塗料の種類
外壁塗装用塗料は非常に多くあります。
ここではリスト形式でどのような物か一気に紹介しましょう。
1・アクリル塗料:主に内装で利用される塗料です。安価なものの耐用年数が短い特徴を持っています。
2・ウレタン塗料:耐用年数が短めなものの、価格は安いのが特徴です。10年以内に撤去する場合に利用されることの多い外壁塗装用塗料です。
3・シリコン塗料:耐用年数が長めで価格も標準的な塗料です。人気のあるタイプの塗料で、利用されるのが特徴です。
4・フッ素塗料:耐用年数が長めの塗料です。商業施設や大型の住宅に採用されることが多い塗料で、20年近い耐用年数を持っています。
5・無機塗料:高額なものの、30年近い耐用年数を持つ外壁塗装用塗料です。非常に長い耐用年数を持ち、塗り替え回数を少なくしたい方におすすめの塗料です。
6・ピュアアクリル塗料:耐用年数が短いアクリル塗料を改善した塗料です。不純物を徹底的に取り除くことで劣化する成分が最低限になり、耐用年数が20年に伸ばされたものを言います。
7・ナノテクノロジー塗料:樹脂をナノレベルまで小策したものです。これによって汚れにくい機能性を獲得しています。色褪せに強いものの耐用年数は15年程度と標準的です。
8・遮熱・断熱塗料:添加剤などによって断熱性能の機能を持たせた外壁塗装用塗料です。断熱塗料は、オールシーズンで効果を発揮する反面、遮熱塗料は暑さに特化した効果を持たせています。
9・ラジカル制御形塗料:塗膜の劣化させる成分の発生を妨げる機能を持った塗料です。シリコン塗料に近い性能を持っているものの、耐用年数がシリコン塗料より数年長いのが特徴です。
外壁塗装用塗料の選び方は?
外壁塗装用塗料の選び方は、機能性、色や光沢、コストパフォーマンスです。
まず、機能性は遮熱機能や断熱機能をつけることで快適性が増します。
先ほど紹介した防藻や防カビ機能を強化した塗料もあるので、検討してみるのがおすすめです。
また、触媒効果が付いているものもあるので、希望に応じて選ぶようにしましょう。
次に色や光沢です。
外壁塗装用塗料は、製品によって展開している塗料の色や光沢の有無も異なります。
この点は、そこまで気になるポイントではありませんが、新製品ほどバリエーションが少ないケースもみられるので、依頼する業者に相談してみるのがおすすめです。
また、光沢の有無によって耐久性が異なり、基本的に光沢のある塗料の方が撥水性も高い分、耐久性も高めになっています。
最後がコストパフォーマンスです。
価格と耐用年数のバランスが良い外壁塗装用塗料を選びましょう。
塗料によって数十万円以上の価格差が出るものなので、耐用年数のわりに価格の安いものを選ぶのがおすすめです。
ただし、安易に価格の低いものを選んでしまうと耐用年数が極端に短いケースもあるので注意しましょう。
これらのポイントで選ぶのが自分にとって最適の外壁塗装用塗料です。
まとめ
今回は外壁塗装用塗料について紹介しました。
今回紹介した9種類の外壁塗装用塗料は、あくまで基本的な種類であり、実際はより多くの外壁塗装用塗料が販売されています。
ただ、今回紹介した特徴を理解することで自身の希望に最適な塗料選びが可能です。
また、どのような工事にも言えることですが、複数の会社で塗料の比較検討をすることも重要です。
今回外壁塗装用塗料を選択する際の参考に、ベストな選択をするようにしましょう。
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