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レンガやレンガ調外壁の外壁塗装はどうする?特徴とメンテナンス方法

レンガを外壁に使用している家は重厚でおしゃれなイメージがありますよね。

新築を建てるならレンガの家にしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はレンガの外壁には本物のレンガからレンガ調の外壁までいくつかの種類があり、

それぞれ施工方法もメンテナンスのやり方も異なります。

そこで、レンガ外壁の種類とメンテナンスの方法をご紹介します。

 

 

【レンガの外壁は大きく分けて本物の積みレンガとレンガ調の外壁がある】

レンガの外壁には4つほどの種類があります。

本物の積みレンガの他に、レンガの質感のタイルを敷き詰めたレンガ調タイルや

窯業系サイディング外壁にもレンガ風のデザインのものがあります。

 

レンガ

レンガは粘土や泥を型に入れ、窯で焼き固めて作られた素材です。

ヨーロッパではレンガは古くから多くの建築物に使われてきましたが、

日本ではレンガは明治維新後の近代化と共に盛んに使われるようになりました。

しかし、地震が多い日本の環境ではレンガは耐震性が弱く、

関東大震災で多くの被害を出したことからレンガの建物は激減しました。

また、現代の一般住宅には施工費用が高いという点もデメリットです。

とはいえ、レンガ造りの建物は洋風の雰囲気のある住宅に仕上がることから

ある程度の人気もあるため、耐震性が強いレンガの外壁も登場しています。

例えば外壁の外側に小さな空間を設けてもう一枚レンガで外壁を造る手法があり、

レンガ同士を鉄筋でつなぎ合わせているので耐震性も高く、

レンガと建物の外壁が別になっているので建物への負担も軽減できます。

 

レンガ調タイル

本物のレンガのような見た目のタイルを貼り付けてレンガ造り風の外壁をつくる方法です。

タイルの素材は本物のレンガと同じ粘土や泥で作られている為、

見た目上は本物のレンガに近く、レンガより薄いため軽量で施工しやすいというメリットがあります。

レンガ調タイルの施工には「湿式工法」「乾式工法」の2種類があります。

 

・湿式工法

外壁にモルタルの下地を塗った上からタイルを貼り付ける方法です。

タイルの並べ方に自由度があり、温かみのある仕上がりになります。

湿式工法は内装をレンガ風にしたい場合にも採用される手法です。

 

・乾式工法

壁にベースサイディングというボードを設置し、

ベースサイディングに付いているレールにタイルを引っ掛けて接着剤で固定します。

タイルが規則正しく並ぶため、整然としたきれいな仕上がりになります。

また、サイディングボードと異なり、タイルを1つひとつ取り付けていきますので、

タイルの色を変えるなど配色を自由にアレンジすることができます。

 

スライスレンガ

スライスレンガは文字通り本物のレンガを薄くスライスしたものです。

本物のレンガを切っただけですので、見た目は本物とほぼ同じですし、

薄くしているのでその分軽量で外壁に負担をかけにくいというメリットを持っています。

施工方法はブロックレンガと同様に湿式工法と乾式工法があります。

ブロックレンガと違い、本物ですので価格がレンガタイルよりも高めで割れやすく、

施工も難しいというデメリットもあります。

 

レンガ調サイディング

現代の日本の住宅で最も普及している窯業系サイディング外壁はデザインが幅広く、

レンガ風のデザインも存在します。

窯業系サイディングはセメント質が主な原料ですが、

最近のレンガ調サイディングはちょっと見ただけでは本物のレンガと見分けがつきにくいものもあります。

しかし、近づいてみるとボードどうしの間にシーリングの溝があったり、凹凸が少なかったりします。

サイディングはほとんどの建築会社やリフォーム会社で扱うことができますので、

本物のレンガに比べて手軽にレンガ風の外壁にすることができる取り入れやすい外壁材です。

また、レンガ調と言っても色々な色やデザインがあり、

ダークカラーの重厚なデザインから白っぽい石風のデザインまで自由に選ぶことができ、

思い通りの外壁にすることができたり、

外壁の一部だけアクセントとしてレンガ調の壁にすることも可能です。

 

 

【本物のレンガはメンテナンスフリー】

レンガ壁の耐用年数はおおよそ50年以上あります。

レンガは陶器と同じ無機質なので、紫外線にも水にも強いのでそもそも塗装をする必要がありません。

耐久性が強く、海外のレンガ造りの建物には築100年以上のものも多数あります。

そのため、定期的イなメンテナンスはほぼ不要です。

ひび割れや目地の乖離や欠損などが発生した場合はレンガ用パテで埋めて補修したり、

左官工事で部分的に目地を補修します。

レンガ壁はほぼメンテナンスフリーである反面、リフォームが難しいというデメリットがあります。

サイディング外壁のように、簡単に外壁の雰囲気を一新することができません。

 

 

【レンガ調タイルは目地の補修が必要】

レンガ調タイルの耐用年数はおおよそ30年です。

レンガ調タイルの場合、タイル自体は塗装が施されていないため、塗膜の塗り替えは必要ありません。

しかし、タイルの継ぎ目となっている素材は劣化していきますので定期的なメンテナンスが必要となります。

レンガ調タイルで一番多い劣化の症状は紫外線による目地のひび割れや剥離です。

目地の打ち替えやモルタルでの左官補修でメンテナンスします。

タイルそのものが割れてしまっていたり欠損している場合はタイルの貼り替えを行います。

 

 

【スライスレンガは剥落したときに補修が必要】

スライスレンガは約30年以上はメンテナンスしなくても良いと言われています。

また、本物のレンガと同様に時代が経つことにより風合いが出てきますので

古くなっても味わいとして楽しむことができます。

とはいえ積みレンガほどの耐久性はなく、また貼り付けたレンガが剥落する可能性がありますので、

その場合は補修工事が必要になります。

 

 

【レンガ調サイディングボードは定期的なメンテナンスと外壁塗装が必要】

サイディングの外壁塗装の耐用年数は約10年程度です。

レンガ調サイディングが経年劣化による起こる症状は、通常のサイディング外壁と全く同じで、

チョーキング現象の発生、ひび割れ、色褪せ、シーリングの劣化などです。

約10年に一度程度のペースで外壁の塗り替えとシーリングの打ち直しが必要となります。

また、塗料により耐用年数が異なりますので、予算とリフォーム計画に合わせて選ぶことができます。

 

 

【レンガ調サイディングにおすすめの外壁塗装】

レンガ調サイディングボードで外壁の塗り替えを行う場合は

元のレンガ模様を活かすために透明なクリア塗料を塗ります。

注意点としてはクリア塗料の場合は透明なので、

外壁が色褪せしている場合は色褪せしたまま塗膜をつくることになります。

また、ヘアークラックのようなヒビもクリア塗料では保守することができず、

ヘアークラックが見えたまま塗装されてしまいます。

クリア塗料は色褪せや変色、ヒビ割れが起こっていない外壁に塗ることが前提となりますので、

外壁に傷みが起こってしまった場合はサイディングボードの張り替えなどを検討する必要があります。

 

 

【自分の家に合ったレンガの外壁を選ぶのがおすすめ】

レンガの外壁の種類とメンテナンスについて解説しました。

レンガ調サイディング外壁は定期的な外壁塗装が必要になりますが、

普通の外壁材を選ぶのと同じように採用することができます。

一方で本物のレンガやレンガ調タイル等は外壁塗装は不要でも施工費用が高かったり、

目地のメンテナンスが必要な場合もあります。

予算やライフスタイルに合った外壁を選んでおしゃれなレンガの家にするのがおすすめです。

 

富田林市の外壁・屋根塗装はリホークリンクにご相談下さい。


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