ー時期・見分け方！ベランダやバルコニー部分の外壁塗装を検討ー

ベランダやバルコニーに塗装したいけど、今が最適な時期なのかわからない、屋根と一緒にお願いしてもいいのか気になる、バルコニーの外壁塗装の費用目安や注意点を知っておきたい、こういった悩みを持っている方は多いはずです。

今回は、ベランダやバルコニーのリフォームとして塗装を検討している方向けに塗装の内容や費用の目安、注意点などを紹介します。
これらの情報を知り、バルコニーの外壁塗装に関する知識を持っていることで、工事を依頼する際に無駄な費用や手間が発生しなくてすむようになるでしょう。

 

バルコニーで塗装が必要になる症状

バルコニーの塗装は基本的に10年ごとが目安です。
しかし、これは場所によって変化するため次に紹介する症状が出た時点で塗装を検討しましょう。

 

バルコニーで外壁塗装を検討する症状

バルコニーで外壁塗装を検討する症状を一気に紹介しましょう。

・チョーキング：塗膜機能が劣化、触ると粉が付く
・はがれ：塗装がはがれてきたら塗装のサイン
・ひび割れ：塗装部分が劣化して割れる

これらの症状が出たらすぐに相談しましょう。
場合によっては塗装だけでなく補修を施工する必要があります。

 

バルコニーで防水塗装を検討する症状

床面である防水塗装を検討する症状として次のものが挙げられます。

・床面のはがれ：防水部分が劣化してはがれている状態です。
・床面のひび割れ：防水塗装に亀裂が入っている状態です。
・床面に水がたまる：防水塗装に何らかのトラブルが発生している。

これらの症状が出たら相談のサインです。

 

バルコニーやベランダへの塗装にかかる費用目安

バルコニーやベランダ部分だけの塗装は、家丸ごとに施工する外壁塗装よりも安価に施工できます。
ただ、まとまった費用が発生するため目安を知っておきましょう。

 

バルコニーやベランダへの外壁塗装にかかる費用は数十万円

バルコニーやベランダ部分への外壁塗装にかかる費用は10万円から30万円が目安になります。
これは塗料や足場を組むかどうかによって費用が大幅に変化します。

塗料であれば、ウレタン塗料よりもフッ素塗料のほうが単価も倍になることを知っておきましょう。
たとえば、ウレタン塗料が1平方メートルあたり2,000円程度に対してフッ素塗料は4,000円程度です。

また足場が設置される場合は追加で5～10万円必要になります。

 

防水塗装は費用がまちまち

防水塗装は施工場所や広さによって費用が変化し、5万円でできる場合から50万円を超えるケースもあります。
この点は、一度見積もりを受けてみることが必要です。

 

バルコニーの防水塗装や外壁塗装の注意点とは？

バルコニーへ防水塗装や外壁塗装を施行する場合、次のような注意点があります。

・DIYはリスクが大きい
・必ず自社施行の業者に依頼する
・外壁塗装と防水塗装では依頼する内容が異なる

これらについてみていきましょう。

 

DIYはリスクが大きい

バルコニーは足場を組まなくとも施工できるイメージからDIYで済ませようとするケースが見られます。
しかし、DIYで塗装を試みると次のようなリスクを背負ってしまうので注意しましょう。

・思った以上に作業が大変
・時間がかかる
・道具の管理ができない
・失敗しやすい

まず、バルコニーに外壁塗装や防水塗装を行うのは思った以上に大変です。
手が届かないところも多く、脚立では不安定で転落してしまう危険性すらあります。
このような状態では十分な作業ができないため、足場が組める塗装業者へ依頼するのがおすすめです。

時間もかかります。
作業に慣れていないため、効率よく、しかも仕上がりも良く外壁塗装ができません。
そのため、何度もやり直しをしたり、塗りむらが出てきて補修したりといったことを繰り返します。
このような状態では非常に時間がかかるため、作業を依頼したほうが迅速で便利です。

意外なリスクが道具の管理です。
ローラーや刷毛だけでなくバケツや作業着に至るまであらゆる道具や衣類に塗装の刺激臭がしみつきます。
このような状態になってしまうと一般家庭では管理できず、物置に管理しても物置が刺激臭で満たされてしまいます。
また、塗料など直接安易に処理できないものも多いので、その処理も問題になるケースが珍しくありません。
このような状態に陥らないためにも業者へ依頼するのがおすすめです。

失敗する確率が非常に高い点もリスクです。
塗装業者は外壁塗装や防水塗装に限らず多くの現場経験とトレーニングによって高い技術力でサービスを提供しています。
しかし、初めて施工するケースも多いDIYの場合は、塗装に失敗して塗料がはがれたり、最悪激しい塗りむらが発生したりします。

こういった失敗をしないためにも業者に依頼するのがベストです。

 

必ず自社施工の業者に依頼する

もし業者に依頼する場合も注意しましょう。
施工業者は自社で外壁塗装などを手掛けている業者と協力会社や下請け会社に作業を依頼してしまう業者の2種類が存在します。

作業を依頼してしまう業者の場合、仲介料が発生するため、外壁塗装などの工事費用が数十％割り増しになります。
もし費用を抑えたい場合は自社で施工する会社に依頼しましょう。
同じバルコニーの工事内容でも費用が変わってきます。

 

外壁塗装と防水塗装では依頼する内容が異なる

バルコニーやベランダへの外壁塗装と防水塗装は、依頼する内容が異なり、その点も注意が必要です。
床面などの防水工事を依頼したい場合は、防水塗装ができる業者に依頼し、それ以外の場所、たとえば外壁のような場所は外壁塗装ができる業者に依頼しましょう。

中には両方できる業者もいるので、相談してみるのもポイントです。

 

まとめ

ベランダやバルコニーの塗装には防水塗装と外壁塗装の2種類があり、それぞれの特徴を紹介しました。
また、劣化のサインや適切なタイミングの判断の仕方といったポイントもお伝えし、依頼する参考となる情報もお伝えしました。

これらのポイントを知ることで最適なタイミングに塗装ができるほか、劣化によっては足場をきちんと組んで補修も必要になる場合も理解していただけたはずです。

まずは外壁塗装の業者に相談し、塗装だけでなく補修もすべきかどうかチェックしてもらいましょう。