外壁塗装でベランダの塗装に必要な費用は？防水塗装の費用と耐用年数の伸ばし方

外壁塗装の補修を行う際には、ベランダの塗装も考えることが大切です。

ベランダは日光や雨風にさらされているために劣化も激しい場所です。

 

ベランダの塗装に必要な費用、防水塗装の費用についてご紹介します。

またベランダの塗装の耐用年数を伸ばす方法についても参考にしてください。

 

ベランダ・バルコニーの劣化の現象とは

まず、ベランダ・バルコニーの劣化がどのように起きるのかからご紹介します。
ベランダやバルコニーは、常に日光にさらされ、雨や風の影響を受けることが多い場所です。

 

建てて10年以上経った建物では、塗装にひび割れや剥がれが発生してくる可能性があるでしょう。

 

塗装の劣化によって防水機能がなくなり、ベランダやバルコニーから雨漏りになる可能性があるため注意が必要です。

 

あまりベランダやバルコニーを詳しく点検することは少ないかもしれませんが、注意が必要な場所です。

 

ベランダやバルコニーの外壁塗装は防水塗装も行われていることに注意！

ベランダやバルコニーの外壁塗装は、通常の塗装だけでなく、防水塗装も行われている点が大事なことと言えます。

 

ベランダやバルコニーの床面は、雨水にそのまま当たってしまいます。

排水口に向けて傾斜を付けて雨水が流れるようにはしてありますが、水にさらされる場所です。

 

そのためベランダやバルコニーでは防水塗装がとても重要です。

 

防水塗装の種類は主に2種類！

防水塗装は、「ウレタン防水」と「FRP防水」の2種類がありますので知っておくといいでしょう。

 

「ウレタン防水」は、専用のウレタン防水塗料を2回塗って、防水膜を作り、最後にトップコートで保護して紫外線にも強い塗装を行うものです。

 

マンションのベランダなどの塗装におすすめと言われています。
また「FRP防水」は、ガラス繊維を含むシートで防水層を作って、トップコートでコーティングする工法です。

 

「ウレタン防水」よりも材料や手間が掛かり、金額も少し高額で、木造の一軒家のベランダやバルコニーに使われることが多くなっています。

 

ウレタン防水やFRP防水の塗装費用は？

ここで「ウレタン防水」や「FRP防水」の費用相場ですが、1㎡当たり「ウレタン防水」は約3,000円程度～約8,000円程度、「FRP防水」約4,000円程度～約8,000円程度です。

 

「ウレタン防水」は単価が安いと言われますが、「ウレタン防水」は工法が3種類ほどあり、1㎡当たり密着工法は約3,500円程度〜約5,000円程度、メッシュ工法約4,500円程度〜約7,500円程度、通気緩衝工法約6,000円程度〜約8,500円程度と単価が異なっています。

 

工法によって違うことを知っておくといいでしょう。

 

また、「ウレタン防水」でも「FRP防水」でも、これにトップコートの塗装費用が必要となり、1㎡当たり、「ウレタン防水」の場合約1,500円程度～約1,850円程度、FRP防水の場合約1,800円程度～約2,500円程度のトップコート塗装費用が掛かります。

 

そして、ベランダの外壁塗装については、外壁塗装や屋根塗装と一緒に行う人が多く、その方が費用も削減できるでしょう。

 

防水塗装の耐用年数とは？

ここで、防水塗装の耐用年数についてご紹介しますので、参考にしてください。

 

ベランダの防水塗装の耐用年数は、一般的には平均10年と言われています。外壁塗装の時期とほぼ同じのため、一緒に塗装を行うといいでしょう。

 

ただし、トップコートの塗装の点検は5年で行うのがおすすめと言われています。ベランダの防水を考えた場合に、トップコートの点検が大事となりますので早めに点検することも必要です。

 

ベランダの防水の耐用年数はトップコートの素材や点検で決まる！

ベランダの防水を考えた場合に、トップコートの役割が大きなものと言えます。

トップコートは、ベランダの防水層を守る役割を果たし、日差しや雨風、歩行による摩擦から守ります。

 

具体的には、木造住宅などの「FRP防水」では、トップコートの素材に「ポリエステル系トップコート」と「アクリルウレタン系トップコート」がよく使われ、塗り替え時には収縮性が高い「アクリルウレタン系トップコート」が多く使われています。

 

ベランダのトップコートが傷んできているのかどうかを見る点検方法としては、次のような点に注意するといいでしょう。

 

表面の色褪せ、触った時に指に色が付いたり、ひび割れ、剥がれ、膨れなどが起きたりしたら補修のサインです。

 

また、ベランダの床面に水が溜まるようになったり、植物や藻が生えている、雨漏りがしたりしても補修が必要となります。

 

ベランダの外壁塗装を長持ちさせるための日頃のメンテナンスとは

ベランダの外壁塗装をできれば伸ばして長持ちさせたいと思いますが、そのためには日頃のメンテナンス方法も大切です。

 

ベランダのドレーン（排水溝）の掃除や床面を掃除しておくといいでしょう。

 

水やゴミがたまらないようにすることが大切で、きれいにして床面に植物や藻が生えてこないようにも気を付ける必要があります。

 

ベランダの外壁塗装は防水塗装が重要で点検や掃除で耐用年数を伸ばしたい！

ベランダの外壁塗装について費用や耐用年数をご紹介しました。

ベランダは、雨水にさらされていることも多いために、防水塗装が重要となる部分です。

 

特にトップコートと呼ばれる表面の塗装が重要な役割を果たしています。

トップコートの点検は、5年を目安に行うのがおすすめです。

 

また、ベランダは、いつのまにか劣化していたということもあり、その結果、雨漏りがしたり、歩く際に危険を伴ったりしてしまいますので、きちんと点検するようにしてください。

 

また、日頃からの点検や掃除をきちんと行うことで、ベランダの補修も伸ばすことも大切です。

防水塗装がしてありますが、劣化状況の確認や日頃の手入れを怠らないことも大切なことです。

 

そして、外壁塗装と一緒にベランダの塗装を考えるようにし、実績のある業者に依頼するようにしてください。

 

劣化の状況によってトップコートだけの塗り替えでいいのか、防水塗装全てが必要なのかの判断が適切に行える業者選びも大事にするといいでしょう。